Aqoursにとってのラブライブ!サンシャイン!!とはなんだったのか

 

今までラブライブ!サンシャイン!!Aqoursの物語を作っていたのですけど、

今度はAqoursラブライブ!サンシャイン!!の物語を作っていかなきゃいけないなと感じました。

降幡愛は語りました。

それは、これからに向けた決意です。

 

 

では、ラブライブ!サンシャイン!!とは一体何なのでしょうか。

今回は、私が思うラブライブ!サンシャイン!!について語ってみたいと思います。

(あくまでこれはラブライブ!サンシャイン!!ってこんな解釈もできるよねという一例です。私自身もここで語る以外にも解釈を持っていますし、みなさんにもみなさんなりの解釈があると思います。)

 

 

はじめに

はいこちら。

itakana777.hatenablog.com

私が先日投稿したものです。

未完成で、3rdの話までしかできてないのですが、私のライブ観を詰め込んでます。

未完成なので土曜日くらいに消します。いずれ完成させます。(※もう消えました)

 

今回この記事を書いたのは、未完成でほとんど伝わらなかったであろう内容を東京ドーム前にはどうにか形にしておきたかったからです。

 

それでは、本題に入っていきましょう。

ラブライブ!サンシャイン!!とはなんなのか。私は今回次の解釈を述べていきます。

 

  • みんなとの物語
  • やり直しの物語
  • 繰り返しの物語

 

それではそれぞれについて触れてていきます。

 

 

みんなとの物語

最初に語りますが、実はこのテーマが今回一番書きたかったことです。

 

「みんな」というワードはAqoursの曲中にも度々登場します。

 

例えば、Step! ZERO to ONE。

冒険に出るんだ最初はひとり

やがて「みんな」とめぐり逢える

ラブライブ!サンシャイン!!の物語としても、Aqours First LoveLive!の表題曲としても印象的でしたね。

 

例えば、青空Jumping Heart

「みんな」となら説明はできないけど大丈夫さ

こちらもまたラブライブ!サンシャイン!!のOPや、Aqours First LoveLive!の始まりの曲でした。

 

例えば、Next SPARKLING!!

「みんな」とだから出来たことだね

すごいねありがとう

これはラブライブ!サンシャイン!!の物語の最後に歌われた曲ですね。

 

このように、「みんな」という歌詞を挙げていったらキリがありません。

では、この「みんな」とは誰のことなのでしょうか。

まずはラブライブ!サンシャイン!!のアニメの物語から見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「輝きたい!」

 

 

 

 

 

ひとりの少女のその一心で物語は始まりました。

少女は仲間を集めました。

 

それは、普通の少女たちが放つ輝きに魅せられた、普通に悩む少女。

それは、幼馴染の夢を共に追いかけていたい少女。

それは、トラウマを抱え逃げ出してきた少女。

それは、自信がないが強い憧れを持つ少女。

それは、主役を夢見る文学少女

それは、空想と現実の狭間で孤独に悩む少女。

 

そうして集まった6人は夢で夜空を照らします。

叶えたい夢に出会えたのだと。その喜びをずっと大事にすると。

しかし、彼女たち6人ではその夢を叶えるには、0を1にするには足りませんでした。

 

そこで彼女たちは出会います。かつてAqoursとして活動し、夢破れていた3人に。

 

やがて彼女たちは9人になり、歌いました。

力を合わせて夢の海を泳いでいこうよ

どんな未来かはわからない。それでも楽しくなるはずだと。

こうして未来は変わり始めます。

 

そして彼女たちは「みんな」と巡り合います。

もちろん、その「みんな」とは9人だけのことではありません。

 

 

酒井監督はラブライブ!サンシャイン!!におけるAqoursをこう評します。

 

Aqoursの輝きはみんなから分けてもらっている」

 

 

彼女たち9人はまだまだ未熟です。そんな彼女たちは、みんなの力が、協力が、応援があるから輝くことができます。

 

夢で夜空を照らしたい」なんて特に象徴的な楽曲です。

あの楽曲で6人のAqoursが輝くことができたのは、「みんな」の協力があったからこそです。だから、「みんな」の協力がなかった東京でのライブや静真高校での説明会では失敗してしまった。

 

だからこそ、みんなから輝きを分けてもらえたからこそ、未熟な彼女たちは夜空を照らすことができたし、世界を青く染めることができたし、虹を越えることもできた。

 

そうして虹を越えた彼女たちは「みんな」とだからできたことだと歌いました。

 

そうして「みんな」から輝きを分けてもらって夢を追いかけたラブライブ!サンシャイン!!の物語。

 

アニメでは、沼津の人々が、浦の星の生徒が、Saint Snowが、渡辺月が、静真の生徒が、多くの人々が「みんな」となってAqoursを輝かせました。

 

では、こちらのAqoursにとっての「みんな」とは誰なのでしょうか。

当然、観客たる我々です。(スタッフや関係者のみなさんもそうですが)

 

1stライブでは、アニメでは浦の星の生徒が10を叫ぶところで、我々が「みんな」として10を叫びました。

2ndライブでは、全国各地を周り、Aqoursに集合をかけました。号令の最後に、各地の「みんな」が10を叫びました。

3rdライブでは、そうして集まった「みんな」と共に奇跡の波を起こしました。

そしてAqoursは、「みんな」と共に先代が最後に辿り着いた場所に立ち歌いました。

ここにいる「みんな」が10人目だって感じて今があるんだよ

あぁ忘れないで

「みんな」ここにいたことを

こうして、「びっくりなプレゼント」だと語った一度目の東京ドーム公演は幕を下ろしました。

 

しかし、「みんな」と共に再び立つはずだった東京ドームを含むドームツアーは失われてしまいました。

長い長い会えない時間がありました。

それでも彼女たちは諦めませんでした。

再び会えた時彼女たちは歌いました。

誰かの声が聞こえたから

返事するよ

「みんな」も行くよ

進んでくよゲンキに

そしてAqoursは「みんな」と共に再び約束の地へと向かいます。

浦の星の生徒が静真の生徒のなったように今いる「みんな」はあの時とは違うかもしれない。

それでもAqoursは変わらない輝きを放つ。

いや、むしろより強い輝きを放っているかもしれません。

 

昔からAqoursを応援している「みんな」

新しくAqoursを応援している「みんな」

かつてAqoursを応援していた「みんな」

 

時には「みんな」がAqoursを支え、時にはAqoursが「みんな」を支えた。その事実は、想いは、決して消えません。残り続けます。そしてそれは、Aqoursの輝きそのものです。

そんなAqoursが約束の地に「みんな」と共に再度訪れます。

 

約束の地へ赴く前、Aqoursは再び集合をかけました。しかし、「みんな」は10を叫ぶことができません。それでもAqoursは言います。

君の声が聞こえてくるから

胸に君の声が届くよ

 

 

そしてさらにAqoursは言います。

伝わってる。大丈夫。

こうして再び、新しい10人目の「みんな」と約束の地へと向かいます。

 

とてもラブライブ!サンシャイン!!ですね。

楽しみです。

やり直しの物語

やり直しの物語。それは、「みんな」と出会ったからこそ叶えられた物語です。

 

ラブライブ!サンシャイン!!2期10話「シャイニーを探して」なんてわかりやすいでしょう。

3年生が昔できなかった祈りを、願いを、約束を、Aqoursと出会って9人で果たしたあのお話はまさに「やり直し」でしょう。

 

そして、それぞれ個人を見たってそうです。

3年生は、本音をぶつけ合い、失われた二年間とあの日の夢を取り戻すことができ、

高海千歌は、何度も途中で投げ出し逃げてきた自分を変えることができ、

渡辺曜は、やっと高海千歌と一緒に夢を追うことができ、

桜内梨子は、もう一度ピアノと向き合うことができ、

黒澤ルビィは、姉と向き合い押さえつけていた憧れを叶えることができ、

国木田花丸は、自分は主役じゃないと閉じてしまった本を開くことができ、

津島善子は、一度は封印しようとした堕天使として新しい青春を手に入れることができ、

鹿角理亞は、クリスマスライブをもって姉に想いを伝え合うことができ、

鹿角聖良は、ラブライブ延長戦をもって妹に想いを伝え合うことができ、

 

Aqoursは、救えなかった学校を永遠にすることができた。

 

 

そして今、Aqoursが、失われたドームツアーを取り戻そうとしている。

 

それは、「みんな」がいてくれたからこそできたこと。

 

 

 

これをラブライブ!サンシャイン!!と言わずになんと言いましょうか。

 

とてもラブライブ!サンシャイン!!ですね。

楽しみです。

 

繰り返しの物語

また、これは繰り返しの物語でもあります。

 

劇場版なんて特にそうです。

 

あれは、結論から始まって結論で終わる物語でした。

 

自分らしくと呪文を唱えて仲間を見送ることを受け入れながらも

0じゃない大丈夫

元気出そう笑おうよ

そう言って始まった物語なのに、彼女たちの前に立ち塞がったのは、忌々しきゼロでした。

思えば彼女たちの物語はいつもそうでした。

足掻いて足掻いてやっと掴んだはずのものはすぐにどこかへと消えてしまって、それでもまた足掻いて。それを繰り返して何が残るのか。

そして彼女たちは悩んだ末に答えを見つけます。

ゼロをイチにする。それは、数字や実績のことではない。それは、想いのこと。そしてイチになった想いは消えたりしない。ずっと残ってる。

だから彼女たちは叫びます。

 

「イチからその先へ!その先の、未来へ!」

 

そして歌います。

君と僕らはこれからも繋がってるんだよ

 

 こうして彼女たちは繰り返しの末により強い輝きを放ちます。

 

 他にも象徴的なものがありました。

あの砂浜に書かれた「Aqours」の文字です。

劇場版のラストが印象的でした。

寄せては返す波に何度かき消されても刻まれ、やがて彼女たちが居なくなっても、その輝きに魅せられた誰かの手によって再び刻まれる。

それはAqoursそのものです。

 

そんなAqoursが新しい輝きを持って再び東京ドームのステージに立つ。

なんどだって約束をしようと言う。

ミライの約束をもっとしようと言う。

楽しさをつかまえる毎日を終わらせないと言う。

 

とてもラブライブ!サンシャイン!!ですね。

楽しみです。

 

最後に

今回私は三つの観点からラブライブ!サンシャイン!!という物語にアプローチしてみました。

もちろんこれが全てだなんて思っていませんし、みなさんにもみなさんなりの見方があっていいと思います。

それぞれがそれぞれの観点からラブライブ!サンシャイン!!を楽しみ、Aqoursを好きになり、応援する「みんな」になる。

そんな「みんな」と共に東京ドームを訪れるその時が楽しみで、楽しみで、楽しみで、楽しみで、楽しみで、楽しみで、楽しみで、楽しみでたまりません。

 

それじゃみんな、健康でいてね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~